そもそも他者との向き合い方は難しい [日記]
いつもどおり、仕事での移動中に、文化放送ラジオを聴いていたら、吉村作治氏が出演していた。
新刊の宣伝をしつつ、「アラブから学ぶ人生訓」というテーマでお話しされていた。
イスラム教はもともと唯一の神と預言者を信じつつ、自分自身の生活を律するという側面が強いと思っているのだけど、やはりそういうところから何かを学んだり共感したりして、自分の人生に活かしていくのは良い事なんだろうと思う。
日本人から見たイスラムについて、やはり誤解が多いという事を話題にされていて、報道などから自分の中に入ってくるイメージで、勝手に批判したり蔑視したりしない事の大事さを主張されていた。
無関心でいることが一番悪い。 理解しようと努力したうえで語るべきだということ。
昨今の過激なテロリストによる非道な行為が耳に入ってくる環境だからこそ、まるでイスラムは過激な人だけであるかのような短絡思考ではなく、冷静に考えるいい機会だと捉えたい。
イスラムとの相互理解だけが、ことさらに難しいわけではない。よく考えてみると同じ日本人同士だって、過激な思想を持つ人間と理解しあうのは私には難しいだろうし、逆に相当な努力をしていけば、やがて必ず分かり合えるだろうと予感できる人たちも存在する。
要は、世界各国どこに住んでいて、どんな文化を持っている人とであっても、そもそも人と人との付き合いは難しいという事だ。
良い関係を築きたければ、それ相応の意識を持ち努力することは、誰が相手であっても必要なことなのだ。だから安易に相手がムスリムだから分かり合うのは難しいとか、先入観で勝手に決めてしまってはいけないのである。
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