ハラルフード、日本ではどうなんだろう [日記]
先日買った本、わかりやすくて面白いんだけど、なにぶん通勤電車の中しか読む時間がないので、車内が混んでる時なんかは全く開く事もできず・・・あージックリ腰をすえて読みたい!
ところで、今日も「ハラル」という言葉を聴く機会があったんだけど、自分の周辺にはハラルフードを客の目線から見えやすい状態で取り扱っている店が少ないように思う。
東京オリンピックに向けて、ムスリムの方も大勢日本を訪れるのは目に見えてるわけだし、今の時点でも円安効果やSNSで日本の観光が広まったりして、現実に困っている方もいらっしゃるんじゃないかな。
一方、商店主や外食産業の立場からしても、商売でやってる以上は利益について生きるか死ぬかの勝負で考えてるはずだ。
早い段階から競合他社・他店より先にムスリムのお客様獲得に取り組めば、それは大きなアドバンテージとなって、この先の収益に影響を与えるのではないか。こう言うとゲスな言い方に聞こえるけどね。
では、なぜ冒頭に書いたように、街中でそういった店を見る事が少ないのだろうか。(勿論すでに取り組みは彼方此方で始まってるはずなので、そういった方には申し訳ない。)
ハラルと一言で言っても、具体的に何がOKで何がダメなのか。その基準がイスラム社会においての国・地域・派によってマチマチだからのようだ。
私は、豚肉がダメらしい くらいの知識しか持っていなかったけど、厳しい基準によれば例えば店に食材を納品する業者のトラックの荷台に、禁じられている食材が一緒に積んであるだけでダメな場合もあるらしい。
ハラル認証といって、協会が定めた基準を満たしている会社や商店に認証を与えるシステムもあるのだけど、日本におけるハラル認証とはコレだ!というものは特に決まっていないようだ。
今度ちょっと時間のあるときに調べてみよう。なんか今の状態って勿体無いような気がするし、ムスリムの方もほんとに困っているんじゃないかと思う。
あと、コレは今のところ日本人がイスラムについて考えるとき共通して持っているものだと思うけど、良くわからないが為の漠然とした不安感・恐怖感があると思う。
適当な気持ちで、売り上げ目的でハラルフードに対応しようとして、もし誰かの怒りを買って抗議されたらどうしようとか、偏見からくる被害妄想で、店を壊されたらどうしようとか、そういう想像が先に来てしまうのじゃないか。
だとしたら、やはりイスラムに対する正しい理解を広めなきゃいけないと思うし、日本国内のハラル認証基準を確立し広めなきゃいけないと思う。このままじゃお互いにとって不幸な事だからね。
スポンサーリンク
コメント 0